2009年06月16日

PSP goにまつわる小売店の憂い

久しぶりにメッセ 稲越さんのブログをみますた。欠番になる程の暴れっぷり。さすがです!w

で、当然小売りの人として、この前発表されたDLがメインのマシン、PSP goに関して
小売店戦々恐々のダウンロードマシンと言われているけど、ダウンロードだけで商売するのは早いし、きびしいと思う。カートリッジより安いと言ってるけど、目に見えないデーターに3000円や4000円払うのは正直オイラにはまだ無理だ。その点では携帯ゲーム機で500円程度でダウンロードする任天堂のDSiウェアのほうが現段階での現実的なダウンロードビジネスじゃないかな。
とおっしゃってますね。

私もここは大いに賛成するところであります。

DSiウェアやDLCと言った少額コンテンツならありだけど、ゲーム本体はまだ時期尚早だろうと。それは何となく分かります。

でもね・・・

"まだ"は"もう"なり、"もう"は"まだ"なりとも言います。レコードショップの歴史や、欧米製PCネットゲームの販売方式などを見ていれば、コンシューマゲーム業界もパッケージ縮小化に向かうのは当然で、今頃PSP goの登場で小売りの人が大騒ぎするのはちょいとどうかなとも思うわけです。

amazonが台頭してネット販売が急増、さらにiTunesやmora、musicoなどPC音楽配信、そして着うたフルなどのケータイ配信と、どんどんCDというパッケージが売れなくなる中、地元の個人経営のレコード屋さん等はどんどん姿を消しました。
今住んでるところの商店街にはTSUTAYAしかないし、実家の商店街も20年前は3店あったレコード屋が全部潰れました。

でも、HMVや新星堂、タワーレコードは残っていますし、新しいFC系列のCDショップもできています。もちろん、CDそのものが流通の多様化で売れなくなっているわけで、どこも苦しいとは思いますが、新しい店はできているし強いところは残っています。

また、PCで欧米のFPSやMMORPGをやっているPCゲーマー層はダウンロード販売で$20とか、$39.99とか支払うことに抵抗がないことが多いのも事実です。パッケージのないデータにン千円も使うことが今のコンシューマ層にはハードルが高くても、慣れればどうってことありません。人は一度ハードルを越えてしまうと何ら問題なくなります。amazonが良い例ですよね。最初は躊躇しますが、1回でもamazonで買ったらやっぱり便利だし、つい次も買ってしまう。
リアル店舗での特典狙いでないものはamazonでいいかとか思っちゃう。

だからDL販売でも面白いゲームが出て、友達がやっていて、自分もやりたい!って思ったらみんな簡単にそのハードルは越えてきます。1年2年とかかかりません。1度超えたらあっという間にもうバンバン超え始めます。そういう意味ではミリオン級のDL専用ソフトが出たらあっという間でしょうね。

こういった歴史はゲーム小売りの人も音楽CDで十分見てきたはずです。私がMMOをがっつりやっていたのは6年以上前ですし、音楽の流通がパッケージによるリアル店頭販売から、ECや配信に取って代わられたのも少なくとも3年以上前からです。
だってにじちぅ?ですら3年半なんだからねw
iTunesが日本国内に上陸してからでももう2年が経っています。

とすれば、ゲームの小売りの方もそうなることを踏まえて自分はどう対策を取っていくのか、考える時間はそれなりにあったはずです。また、小売りがいらなくなる・・とかそんなことはあり得ないわけですから、「どう生き残るか」を考えねばなりません。

小売りはいらないのか!と憤る前にやることはたくさんある気がします。モノとして残したい、所持したいというコレクション欲と、ゲームそのものを安価で楽しみたいと言う欲をバランス取るためにリアル店舗という強みを持つ小売りがどう変わっていくのか。

もちろん、今まで小売りとして頑張ってきたのに薄情にもメーカー側がそれを足蹴にするのかとの想いも分かります。ただ、憤っても音楽業界を見るまでもなくそれが時代の流れです。だからどう勝ち残るのか、生き残るのかを考え、時にはユーザーからも意見を聞くなど必死で対策に奔走すべき時期かなと思います。
だめだと思ったら華麗な転身の方がいいかも知れません。
DL販売主流の業界を見据えて、そっちで食う覚悟を決め事業を興すのもいいかも知れません。

「まだ 待ちでお願いします」とか「まだ ン千円のパッケージのDL販売は時期尚早だろう」とか言ってると、埋もれて潰れるその他大勢になっちゃうと思いますね。だってそれは小売りで長年どっぷりつかってきた人の温度であって、"今"のユーザーの温度と近いかどうかは分からないわけですから。

今の現状を愚痴ってるだけの人も多そうですが、そういう方々はかなり早い段階で淘汰されると思います。

なので、個人でゲームの小売り店舗をやってらっしゃる方は、何とかアイデアを出して生き残って欲しいと思います。amazonやヨドバシとかで買うのとは全然違った楽しさがありますからね。

注:この記事は冒頭の稲越さんの書き込みに対するモノと言うよりは、PSP go発表後にいろいろな小売りの方のブログで悲痛な叫びが乱舞したことに対して書いた感じです。
posted by にじちぅ? at 14:12| Comment(2) | TrackBack(0) | ゲーム関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どう勝ち残るか、って言ってもその個人店を潰れた話と一緒で大規模店に駆逐されるだけでしょう。

てか既にそうなってる訳で、外から「正論」を言ってもそんなことは既にわかってるわけですよ

その上、音楽はプレイヤーの方は家電、レコードなりCDはコンテンツと明確に和勝ててますがゲームハードは違います

つーかメッセサンオーは個人ショップの中では大きい所ですけど
Posted by ロケット at 2009年11月04日 04:16
コメントどうもありがとうございます。

ちょいと何がおっしゃりたいかよく分からないですね。古い記事を引っ張り出した割に。

商売として続けていくならどう生き残るかを考えなければならないし、時代の流れだと見切って別の商売を考えるのもテでしょう。
正論というか当たり前の話ですよね。
別に私はそんなことを偉そうに諭したつもり全然ないんですが。・・

そしてこの流れは誰もが予測してたわけですし、それがようやく来ただけだよねって書いた記事なんですよね。

ただPSP goの記事が出た際に一様に小売りの人が過剰反応されていたようなので違うと思うけどなあと書いたのかこれです。

別にゲーム業界に限らず大手に中小が食われるのはどこも同じですし、我々だって食われてます。仕入れもさせて貰えないところも似ています。
Posted by スタッフ1号 at 2009年11月06日 17:40
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